歯が丈夫だと身体も、比較的丈夫です。
むし歯になったり歯痛の時などは、残念ですが歯医者さんに行く方が賢明です。
むし歯予防には、やはり毎日の歯磨きやフロスや糸ようじなどで、プラークコントロールが重要になります。
やっぱり健康は、歯からです!
★早めに気付いて生活習慣を見直す
痛みを感じないからと、気付きにくい歯周病。
その進行を見逃さないためには、定期的に自己チェックすることも大切です。
★歯周病の自己チェック
①歯肉に赤く腫れたところがある
②口臭が気になる
③歯肉が痩せて下がってきた
④歯間にものが詰まる
⑤歯磨きの時に出血する
⑥歯がグラグラする
⑦歯の周りから膿が出たことがある
⑧歯が浮く感じがある
※3~5つ当てはまれば赤信号 早目に歯科へ行くことをオススメします!
★生活習慣を見直すことも、歯周病の予防につながる
歯周病は生活習慣病の1つされています。
甘いものを好んで食べたり、食事が不規則になるといった生活習慣が、歯周病のリスクを高めるといわれているからです。
喫煙、口呼吸やストレスも歯周病を悪化させる危険性を高めます。
歯周病を予防するには、生活習慣を見直すことが大切です。
なかでも喫煙は、歯周病の最大の危険因子。
歯周病だけでなく全身的な健康のためにも、禁煙しましょう。
★歯周病のリスクを高める5つの生活習慣
①甘いものを好んで食べる→砂糖がプラークの原因に。
②口で呼吸する癖がある→口内が乾燥し、睡液の働きを低下させる。
③ストレスが多い→ストレスによって免疫が低下する。
④食事が不規則
⑤たばこを吸う→血管が収縮し歯肉が硬くなるので、歯周病の症状に気付きにくくなり、治療しても非喫煙者より
回復が遅い。
★歯周病は糖尿病を悪化させる
糖尿病によって、免疫の働きや傷を治す力が低下し、血管がもろくなってしまうため、歯周病も糖尿病の合併症と認識されています。
★歯周病と糖尿病の両方を改善するのがベスト
糖尿病を悪化させる原因となる歯周病は、その予防や治療によって、糖尿病自体の改善が期待できます。
実際に歯周病のある糖尿病患者さんに、歯磨き指導と歯石除去の治療を行ったところ、糖尿病の1つの指標でもある、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値の改善が見られたという研究データがあります。
以上で、第9章「口の健康」中盤を終了します。
日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点を抜粋して記載しております。