厚生労働省によると、2015年度に病気やケガの治療で医療機関に支払われた国民医療費は、42兆3,644億円(前年度比3.8%増加)で確定されました。
国民1人当たりの国民医療費は33万3,300円(前年度比3,8%)となり、いずれも9年連続で過去最高を記録しました。
主な要因としては、2015年に保険適用されたC型肝炎治療薬などの高額薬剤の影響が大きいとみられています。
また高齢化に影響もあり、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度の給付は14兆255億円(前年比4.7%増加)となりました。
国民1人当たりの医療費は、65歳未満が18万4,900円に対して、75歳以上は92万9,000円と約5倍となりました。
今後超高齢化社会を迎えていくわけですから、75歳以上の1人当たりの医療費は確実に増大していくことは予測されています。
資産と云えば多くの方は、不動産や金融資産を真っ先に思い浮かべると思いますが、人間の資産はやはり「健康」ではないでしょうか。
健康資産に問題なければ、大抵の出来事は対処することは可能です。
しかし、健康資産に負債(ケガや病気)が生じ始めますと、人生設計は簡単に崩壊してしまいます。
病気にならない生き方を目指すには、毎日歯を磨いてむし歯を予防するように、健康への投資は必要不可欠な時代となりました。
金融投資と同じように、バランスの良い分散投資が望ましいと思います。
健康へ投資には、①食事・栄養の分野②運動の分野③ストレスの分野④睡眠の分野のそれぞに適切に個々に合わせた指導や方法を実行していきますが、はじめの一歩は現状のバランスをチェックするところから始めてください。
医療機関や介護施設や公共の施設など、現在では様々な機関で提供している健康チェックなどがありますのでオススメします。
長期・中期・短期の健康への投資は、ボケや寝たきり介護を防ぎ健康寿命を延ばしていくことにつながります。