女性に多い便秘ですが、加齢に伴って便秘人口は増加します。
団塊の世代と云われている70歳以降の方々と現代の若年層と比較しても、食べ物の違いによって腸の長さは違ってきます。
圧倒的に70歳以降の方々は、もれなく長い腸をお持ちのようです。
掃除機のホースでも、長いと絡まり易く詰まり易いです。
ご存知の通り、「腸」は「第2の脳」と云われるくらいに人体では重要な役割を担っています。
腸では栄養の消化や吸収を行っていて、新陳代謝を休まずに行っている器官でも有り、血液の造血や免疫や排泄までを一手に引き受けています。
「腹が立つ」や「腹を割って話す」や「肚が決まる」や「腹に据えかねる」などなど、腹部に関する事は重要な決断などに用います。
人体の中央部に位置していて、基本的に中空の臓器です。
中空とは、パイプやホースみたいな感じです。
しかし、加齢に伴ってホルモンのバランスが崩れて、骨粗鬆症などの影響によって、身長が縮んだり腰が曲がったりしますと、若い時には正常な位置に有った臓器が圧迫されて、癒着や捻転などに近い状態になり、詰まり易くねじれ易く、圧迫したりして、大便は出ずらい状態が続きます。
冬場の対策として重要な対策は、お腹を温めることになります。
お腹を温めると、腸の蠕動運動も比較的活発となり排泄が促されます。
お腹を温める方法は昔から「腹巻き」が一番ですが、現在の環境では椅子に座る姿勢も多い事もあって、「カイロ」をお尻の下に置いて、尾てい骨や仙骨から温熱させる方法も効果が高いです。
その他「カイロ」の使用法では、丹田付近(おへその下10cm位)に貼るとか、腰の下部に貼り付ける方法も良いです。
「足湯」も出来る環境が有れば、オススメしています。
足湯は足先から冷えて滞留した血液を、温めて胴体を通過して還流して行きますので、特に効果は絶大です。
「冷えは万病のもと」
「大便は、毎日の大切な便り」