子供の頃の骨の数は全部で350個ですが、大人になる頃には206個になります。
これは、骨がなくなるわけではなくて、初めは細かく分かれていた骨がくっついて1つになっていく骨が存在しているからです。
手の骨は、全部で27個あります。
こまかく分かれて自在にあやつれるから、繊細な仕事が可能になります。
ちなみに、足の骨は全部で26個あります。
骨も皮膚などと同じように、新陳代謝を繰り返して新しい骨に作り変えられていきます。
古くなった骨は破骨細胞によって壊され(骨吸収)、骨芽細胞によって新しい骨が作られます(骨形成)。
骨が壊されてから新しい骨ができるまでの期間は、約4ヶ月の120日間。
1年間で全身の3割ほどが入れ替わるので、3年間ですべての骨が生まれ変わっていることになります。
女性に多い骨粗鬆症ですが、一番の原因は「ホルモンバランス」にあるようです。
カルシウムを多く含んだ食品の摂取も大切ですが、その栄養素が的確に人体に吸収されなければ意味は有りません。
家も人体も、丈夫な柱(骨)が有ってこそ長持ちするのです。
骨密度の低下は、人それぞれに原因があります。
骨は常に新しく生まれ変わっているわけですから、身体の屋台骨をしっかりと新陳代謝させて、健康寿命を延ばして生きましょう。