誰もが元気で長く生きたいと思っていますが、現実は残酷な事が多く起きています。
健康優良児だった方でさえも、85歳辺りから急にガタンと老いや病が襲います。
お元気でいた方ほど、その傾向が高いのです。
人生100年時代の今、特に戦後生まれの方は、病気にならない生き方を目指して、出来るだけ健康寿命を延ばす為の生活を実行することを強くオススメします。
その為には、①食事と②運動が特に重要となります。
運動については、日常生活が可能な動作が出来る範囲の筋肉や柔軟性が有れば良いでしょう。
歩くことやトイレに行けることや食事が出来ることが、最期の日まで出来ることが目標です。
食事については、いまや様々な情報が飛び交っていて、何が良いのか分からなくなっている方も少なくありません。
飽食の時代で、どんな食材でも手に入ってしまう弊害とも言えるでしょう。
現代の問題点は、科学などの発達によって便利にはなりましましたが、すべての事を解明している訳ではありません。
人体にしても同じであって、その仕組みが分かっていても、栄養素だけで健康にはなりません。
しかし、古(いにしえ)より伝わる食事方法などは、有用なことが多いようです。
私がアドバイスしている事は、20歳までの食事や小さい時に食べていた食事が一番肉体に入りやすいですとお伝えしています。
基本的に、成人までの食事で肉体を組成しています。
もちろん、その後の食事において細胞の新陳代謝を繰り返していきますが、それでも基本的な組成は変わりません。
母親の肉体に宿った時より、20歳までの食事で、その後の健康はほぼ決まってきます。
そのように考えると、今の自分の肉体は過去・現在・未来を司ります。
過去は、ご先祖様を指します。
現在は、自分を指します。
未来は、子孫を指します。
健康で居る為には、ご先祖様より戴いたものを子孫に対して受け継いでいく、循環させていく、綺麗につかっていく、その感覚がとても重要に思います。
食事も同じで、栄養素だけで考えていては健康は手に入りません。
複雑な組成の中で、バランスをとって細胞は生きていますので、出来るだけ新鮮で旬な食べ物を、肉体に取り入れてください。
未知なる栄養素を信じて、感謝して戴くことが必要になります。