カルシウムとマグネシウムの含有量が多い水が硬水(こうすい)で、少ない水が軟水(なんすい)になります。
日本の多くの地域は軟水になりますが、沖縄県の多くの地域は硬水が多いです。
13年前に沖縄県の久米島に初めて仕事に行った時に、飲用した水の感覚は文字通りに「硬い」と云うに相応しく、軟水に慣れていた私にとっては決して美味しい水では有りませんでした。
しかし、徐々に身体が慣れてくると、硬水の良さも感じるようになりました。
沖縄の離島に滞在すればするほど、骨格が強く骨密度が向上するように思いました。
私見ですが、健康長寿を目指すなら硬水の方が良いのではないかと思います。
日本の多くはシラス台地ですが、沖縄県の多くはサンゴ礁が隆起して大地が形成しているお陰も有って、カルシウム分が多いです。
硬水のデメリットが有るとすれば、洗濯や洗髪などの石鹸を使用する際の泡立ちの悪さや、ヤカンや鍋などにカルシウムがこびりついてしまう事などはあります。
人体にとって、水は必要不可欠なものです。
身体に合わない水は、体調不良を引き起こしてしまいます。
北海道と沖縄の海の魚の違いが有るように、その土地や空気や水に合わないと、体調を崩してしまいます。
意外と見逃しがちですが、最近体調不良を感じている方々は、元々の馴染んでいた水を身体に取り入れていない場合が多いです。
最近では、ペットボトルや通信販売などで、手軽に名水や温泉水が手に入ります。
しかし、人体にとって一番大切な事は、親水性がある水を体内に保持する事になります。
小さい頃に住んでいた水などを試すことも、健康への第一歩になります。
良い水とは、幼少期から20歳までに飲んでいた水が良いと思います。
身体が欲する、本当に美味しい水を探求してください。