これからの時代は益々便利な世の中になって、50年前にはなかったような物が隅々にまで行き渡って、この先の技術の革新はどこまで行くのか分からないくらいです。
特に人工知能やコンピューターや医療やバイオテクノロジーなど、きっと50年先には普通にアンドロイドが一家に何体かは存在している事も夢では無さそうです。
しかし、どんなに時代が変化していっても、人体の構造自体はあまり変わらないのではないでしょうか。
逆に不自然な状態に置かれた人間は、適応できる者と適応できない者の差がはっきりと分けられる時代に突入していくかもしれません。
知能がいくら向上しても、置き去りにされた心はドンドン疲弊してしまいます。
便利な世の中で肉体を使わないでいると、肉体もまた退化していきます。
こんな時代だからこそ、毎日肉体訓練を施す必要性が出てくるのです。
人間は誰もがいつかは、「死」を迎えます。
「生老病死」のごとく、老いていって、病気になって、死期がくるわけです。
昔の人は、ケガや事故や戦(いくさ)やはやり病などで、簡単に死んでいました。
現代のような救急医療や誰もが受けられる病院が、全国に有る世の中ですと、助けられる命は多くなりました。
日本人の平均寿命が延びた一番の要因は、70年もの間戦争の無い平和な国であった事です。
これは、一番有難いことです。
これから先の世の中では、もっと多くの命が救えるはずです。
しかし、これからの時代はなかなか死ぬのが難しい時代になっていきます。
今までの経験や概念では考えられないほど、長く生かされます。
寿命が本当に無くなる最期の日まで、自分の意思で活動出来るように人生を全うしたいものです。
健康寿命を延ばすと云うのは、寿命自体を延ばす事では無く、自分の意思で生きる時間を多くすると云う事です。
命を燃やし続けて、今日というかけがえのない素晴らしい1日を過ごしてください。