後期高齢者と云われる75歳を過ぎた辺りから、男女共に若い頃に無理をした後遺症が出て参ります。
若い頃に重い物を抱えたり持ち運びをしていたら、首や腰や膝の関節痛が出てくる方が多いです。
姿勢が悪かった方は、60歳頃から徐々に背中や腰の曲がりが出始めて来ます。
まるで借金していた支払いを滞納して、大きな負債となってのしかかって来るのに似ています。
特に、可動域が大きい部位に負担が掛かっています。
随分と昔に無理していた現象が、何十年も経ってから出てきますので、大抵の方々は過去の後遺症が原因で有るとはすぐには思いつかないものです。
我々の肉体では、神経細胞や筋肉細胞は永久に鍛錬することが可能とはされていますが、関節付近に存在する筋や腱などは、大きな負荷を掛け続けると消耗してしまいます。
これは、野球選手のピッチャーの肘や肩が故障するのに似ています。
昔の野球選手のピッチャーは選手生命は短かったですが、現在の野球選手のピッチャーはしっかりとメンテナンスを施して、選手生命もかなり延びております。
健康寿命を延ばす為には、自立した生活が送れることが大事になります。
その為には、自力で歩行することが出来る期間を出来るだけ長くする事が重要です。
足・腰・膝を長持ちさせる為には、無理した時には休養や栄養を十分に摂取することと、必要に応じて鍼灸院や整骨院やカイロプラクティックなどを随時利用して、足・腰・膝に溜まっている毒素を排出して、将来の負債を帳消しにするたゆまぬ努力は必要になります。
あなたが感じているよりも、肉体は疲れが溜まっています。
表面に現れる前の深層にある毒素を定期的なデトックスで、肉体をリフレッシュする事をお勧めします。