超高齢化社会と云われるほど、近年では急速に長生きすることが可能になってきました。
様々な要因が有りますが、1年を通して食料が供給されていることと、医療技術が向上したことと、日本が先進国で平和で有ることが大きいと思います。
今では100歳も夢では無くて、出来るだけ病気やケガを防いで暮していますと、誰でも100歳まで生きる可能性が有ります。
しかしながら、沖縄県を除く日本人の高齢者の方々にインタビューしますと、100歳まで生きる事を目指している方はほとんどいません。
元気で長く生きれるのなら100歳でも問題は無いけれども、子供たちや皆に迷惑になるなら早めに居なくなりたいと云うことが本音のようです。
お気持ちも良く分かりますし、私もそう思います。
ボケたり寝たきり介護で長く生きることは、誰も望んではいないのです。
人間が生まれて死ぬまでには、残念ですが1人で全てを完結することは出来ません。
産まれてくる時には、皆さんの沢山の手を借りて産まれます。
産まれてからも直ぐに自立することは出来ませんので、色々な支援を受けて成長しますが、特に両親の存在は大きいです。
高齢者になっても元気な方々は自立した生活を過ごしていますが、それも病気やケガをしてしまいますと、医療機関や介護施設など家族などの支援を受けることになります。
最期の時を迎えたら、弔いが取り計らわれます。
遅かれ早かれ、人間は色々な人達の手を借りて産まれて死んでいきます。
今まで様々な方々と出会って感じたことは、結局人生は生き残りゲームなのだと思いました。
出来るだけ長く生き残ることです。
長く生きるなら、死ぬまで元気で生きることです。
その為には、「予防」することです。
毎日出来るだけ「手入れ」をすることです。