かつては癌による死因の第1位でしたが、現在は日本人がかかる癌の第1位です。
胃がんは日本人に多く発生しやすい癌です。
胃の粘膜を荒らす塩分の取り過ぎ、また胃粘膜の癌化を促進すると云われているタバコは、胃がんのリスク要因です。
そして、最近注目されているのがピロリ菌と云う細菌で、胃の中に住みついて胃の粘膜を荒らし、胃がんのリスクを高めます。
日本人の60歳以上の約50%が、ピロリ菌に感染していると云われています。
何故60歳以上の方に多いのかは、井戸水に関係しています。
昔は今よりも消毒された水道が発達していませんでしたので、多くは井戸水を利用していました。
昔は胃がんに罹患すると、不治の病でした。
現代では医療技術の進歩により、また健康診断や人間ドックなどで早期発見することもあって、完治を望めるようになりました。
しかし、現在でも罹患者数はもっとも多く、男性は第1位、女性は第3位になっています。
予防として、医療機関でピロリ菌の検査や胃の内視鏡検査を1年~3年以内に定期的な検査がお勧めです。