昔の本の切り抜きですが、健康に良い考え方で私が共感している部分をお伝えします。
切り抜きのため参考文献の名前が不明ですので、ご紹介出来ない事をご承知ください。
歯を磨くにも、塩を使うと歯が強くて寿命は長く、人為の歯磨き粉を用いる歯は、次第に弱くなって寿命も短いのです。
眼、耳、鼻なども、毎朝塩を使って洗い、皮膚は塩水で拭き、毎朝塩水か塩湯を飲むものは、病根が絶滅して肉体五官共に長く衰えず、その他入浴法も水かぬるま湯を用いるのが良いのです。
鉱泉も特殊の疾病を治療するほかは、常に温度の低いものを選んで入浴するのがよいのです。
医薬も、どうしてもやむを得ないほか、催眠薬、止痛薬は絶対に用いてはいけません。
またこれと同じ目的の注射も、どうしてもやむを得ないほかは絶対に禁ずべきです。
すべて急激に肉体に変化を与えるもの、つまり酒類、美食、催眠、止痛に関する治療などは危険で寿命を縮めるものです。
特に若返り法のようなものは、もっとも有害無益です。
要するに、人間の健康を維持し疾病を治し、また長命をする方法の第一は精神を最高道徳的に改めることであり、第二は肉体に対して前記のような自然的、合理的な生理的法則を遵守することにあるのです。