日本健康マスター検定の公式テキストの要約も、今回にて最終回になります。
第2回の6月11日(日)に実施されました、検定試験の為にも始めた要約でしたが、ようやく最終回を迎えたという感じです。
本来でしたら、6月11日までには完了させて検定試験に臨む予定でしたが、内容も充実していて、幅広くまとまっている公式テキストの為に、重要な部分がとても多かったです。
何よりも学んだ知識を、社会で活かすことが重要なことです。
今後も、健康啓蒙活動をより一層幅広くしていく所存です。
★大災害━自分の”命”を守る
地震や津波といった災害に対し、私たちができるのは「まさか」の事態に備えておくことです。
災害時に「どこに逃げれば安全か」「何が必要か」をよく考えておきましょう。
家族で安全な集合場所を確認しておけば、離れた場所で被災しても合流できます。
さらに、1週間は自力で耐えられるような衣・食・住を準備しておくと、救助が来るまでの間をしのぐことができます。
災害のときには、医療現場が混乱することも予想されます。
普段から薬を服用している人は「お薬手帳」を手元に置いて、自分自身で薬の情報を把握できるようにしましょう。
また、透析療法や在宅酸素療法などを受けている人は、災害時の対応を通院中の医療機関に相談し、確認しておきましょう。
災害時の避難所生活では、「エコノミークラス症候群」を起こしやすいといわれます。
場合によっては、呼吸困難で命を落とす危険性もあります。
よく体を動かして脚の血流をよくすること、適度な水分補給をすることで予防しましょう。
★エコノミー症候群とその予防
狭いところで長時間同じ姿勢をとり続けると、脚の静脈に血栓ができて、その一部が肺まで流れて、動脈を詰まらせる。
【予防法】
①脚や足の指を動かす
②歩く
③水分を十分にとる
※けがや病気がなく、体を動かせる場合には、出来るだけ歩くように心掛ける。
★心の健康を取り戻す
大災害は、身体だけではなく心にも大きな影響をもたらします。
ただ、災害時の心の不調は、異常事態に対する正常なストレス反応のため、大半の人は回復します。
しかし、一部の人は長引いて、「うつ病」「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」「アルコール症候群」といった心の病気につながることがあります。
これらの心の不調によって、自殺に追い込まれてしまうことも少なくありません。
自分が被災し、心に不調を来した場合、まず大切なのは、「相談する」ことです。
★心を少しでも軽くするために
※専門家でなくても支えになれる
【本人】
・規則正しい生活
・体を動かす
・腹式呼吸
・楽しみの再開
※まずは自分自身の心の健康を取り戻すことを第一に考える。
【周囲】
・寄り添う
・見守る
・孤立させない
※家事などの現実的に困っていることだけを手伝うだけで、心の安定には役立つ。
以上で、第12章「健康の啓発」後半を終了します。
日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点を抜粋して記載しております。