これは、人口比率の最も多い世代である「団塊の世代」の人たちの高齢化である。
2020年の「東京オリンピック」の5年後には、日本を高度成長させて先進国にし、経済大国に導いた方々が、後期高齢者と云われる75歳に突入していきます。
75歳を境に今まで健康を維持してきた方でも、そろそろと老化現象が出現してきます。
特に男性は、75歳から十分な注意を必要とします。
平均寿命がドンドンと伸びる中、医療機関や福祉施設などでは、需要と供給のバランスが崩れるほど、受け入れることが出来なくなる地域が出て来ます。
現在の日本の社会保障制度は、超高齢化社会のために財源確保が難しくなってきています。
このままの景気では、年金受給者は受給額が少しずつ減らさせることになります。
これから受給していく方には、受給年齢がこれからも少しずつ引きあがることになっていくことは、誰にでも予測出来ると思います。
寿命が延びることは人類の夢ですからとても良いことなんですが、社会の仕組みが旧来型なので、対応することはできません。
社会の仕組み作りが、後付け方式なので仕方ありません。
40年前くらいまでは、60歳で退職してもそのあと10年くらいであの世に行けました。
ところが、今では60歳で退職してしまうとあと20年~30年くらいはあります。
40年前と現在では、生活のプランが全く違うのです。
40年前の60歳の方はホントにおじいちゃんに見えましたが、今の60歳はまだまだ若く見えます。
※見た目年齢➡40年前の60歳=今の80歳~85歳くらい
今の40代~50代の方々は、今のうちに将来の健康目標年齢を引き上げる必要があります。
人はそれぞれに、自分の将来の姿を周りの環境や親兄弟などを鑑みて、少なからずイメージしています。
現在の高齢者の皆様へインタビューしてみても、若い時分にこれだけ長く生きると思っていた人は皆無である事を考えてみても理解できると思います。
今の高齢者の方々は、まだ社会保障などや地域や家族が守ってくれても、10年先では社会も地域も家族も違った形態をしているはずです。
特に40代以下の世代は、とにかく75歳までは働ける身体作りを今からしていくことをオススメしています。
世の中はドンドン進化して、これからも様々な健康を向上させる商品や方法が発掘され開発されます。
しかし、私達にまず一番重要なことはツールや方法などではなく、自分の人生の目標設定になります。
是非、75歳まで働ける身体作りを目指して健康作りに励んでみてください。
私達もそのお手伝いやきっかけ作りが出来るように、今後も幅広く健康の啓蒙活動を実施しています。