1000年以上の昔から、人間は歩いてどこまでも行っていました。
今のような便利な飛行機や新幹線や高速バスやタクシーなども無い時代に、伊勢神宮や熊野神社の参拝にはとにかく歩いて行っていました。
出発地点は自分の住まいからがほとんどで、そこからが既に徒歩の旅が始まって、宿場などに寝泊まりしながらの旅が続きます。
一生に一度のかけがえのない旅になると思いますが、今のような長期間の保存が出来るインスタント食品やレトルト食品も無い時代に、重い荷物を背負って、とにかく歩いていました。
現代人よりも栄養を摂っていたわけでは無い時代に、現代人よりも強靭な肉体を持って、たくましく生きていました。
便利な世の中になればなるほど、裕福な時代になればなるほど、人間の身体は弱っていくようです。
実際に昔ながらの生活を体験してきましたが、現代の栄養学では考えられないような質素な食事でも、連日12時間以上も山道を歩き続ける事は可能でした。
水分補給も必要最低限の分量でも、問題は無かったです。
現代人が控えている塩分については、逆に最大限必要になりました。
肉体を酷使すればするほど、ミネラル(無機物・元素)分はとにかく必要なことが分かりました。
1週間ほどの体験でしたが、肉体を使った良い実験が出来ました。
今後は、健康寿命を延ばすためのプログラムに生かしていきます。
先人から学ぶ健康の知恵は、現代人にも最大限活用出来るように、情報発信していきます。