大脳は機能別に前頭葉・前頂葉・後頭葉・側頭葉の4つに分けられます。
中でも思考力や判断力、創造力を司り、脳全体の司令塔の役割を果たしているのが「前頭葉」。
年齢を重ねるとその前頭葉を中心に脳全体の神経細胞が少しずつ脱落して、わずかに萎縮して、物忘れなどが増え始めます。
これが、脳の老化です。
通常、人間は大脳の3分の1しか使っていないと云われています。
ですから年齢と共に脳が萎縮しても、使っていない部分を鍛えれば、脳はいくつになっても成長します。
特に前頭葉が活発になると脳全体が元気になるので、日常生活の中で前頭葉に刺激を与える脳トレ取り入れることが大切です。
脳の老化による物忘れは、ヒントがあれば思い出すことができ、本人に自覚があるのが特徴です。
一方、アルツハイマー型認知症の場合は、記憶の中枢である「海馬」が破壊された後に頭頂葉や前頭葉の萎縮が始まるため、本人に物忘れの自覚がなく、生活に支障を来します。
自覚があるのかどうかが、見分ける鍵となります。
認知症が進行した場合には、ほとんどのご家庭では施設の入所が選択肢の1つとなります。
初期の認知症のまま推移する事が出来れば、在宅にて介護療養をすることも可能です。
まずは認知症にならないように、若いうちから脳の鍛錬は欠かせません。
万が一、認知症になってしまったら、進行を遅らせるようにするしか有りません。
認知症と癌は、毎日の予防が一番効果的です。
脳神経細胞は死ぬまで成長しますので、いくつになっても鍛えれば成長します。