元気な高齢者も多いですが、一口に元気と言っていても病気が全く無い元気と云うのは、私の知る限りほとんどと云っていいくらい存在していません。
皆さんそれぞれに、必ず何かの不具合を持って生きています。
有名なお医者様や健康の指導者や、元気はつらつに元気に見えている方で有っても、必ず何かしらの大小関わらずに何か不具合が有ります。
不具合が有るのに、何故に元気に見えるのかは、その方の考え方や価値観や死生観によって大きく変わるように思います。
いくら不具合が生じても、適切に対処して、命に支障が無い限り、精一杯に命を燃やそうとしている後ろ姿に元気さを感じているようです。
反対に悲観的に思い悩んでも、解決できない不具合に付き合っていては、暗くなっていくばかりです。
あなたのその問題を、いとも簡単に解決出来る人や薬や方法は、今の世の中には必ず存在しています。
しかし、その方やそのやり方に出会う為には、必ず「ご縁」が必要となります。
そのご縁にいかにして出会うかと云うことが、その方の生き方になってくるでしょう。
元気な方々は総じてその良縁に恵まれて、人生を謳歌されていらっしゃいます。
自分に合った良い先生との出会いや良いお薬との出会いや、新しく開発された方法や解決のヒントや糸口などは、人との出会いによってしかもたらされません。
今の困難な問題や肉体の不具合の事を忘れろとは言いませんが、それが起こる前と後では大きく人生が変わることになってしまっても、それぞれの希望の道を歩いていくことをお勧めします。
病気になったりすることは、残念ですが仕方は有りません。
死ぬまでピカピカの肉体でいたい所ですが、そうもいきません。
肉体には限りが有りますし、若いうちの苦労や疲労も必ず蓄積して、それが不具合の種になります。
車や家なら、買い替えたり建て替えたりも出来ますが、人間の身体は一生物で一品物です。
大切にしていくしか方法は、有りません。
昔に比べて、遥かに長く生きれる時代になったからこそ、長持ちさせる術をそれぞれが勉強しなければならない時代になりましたが、家庭環境の変化によって学ぶ機会が随分と減ってしまいました。
昔なら3世代や4世代で暮らしていましたので、祖父母や年長者などから健康面の事なども含めた人生指導が必然的に有りました。
最終的に人間と云う生き物は、1人では生活してはいけない動物です。
産まれて来る時にも、死ぬときにも人手は多いほうがベストです。
定期的な健診や人間ドックなど、今や様々な形で自分の健康度合を測定出来るサービスが世の中には溢れています。
早期発見や早期治療よりも、早期予防を心掛けて真の元気を目指してください。