杖の使用をお勧めしている理由は、①安定感が増す事。②推進力を利用出来る事。③ケガを予防出来る事。の3つになります。
人間は、産まれてほどなくして寝返り動作をして這い這い運動に移行します。
這い這い運動の際には、4つ足になります。
その後、つかまり立ちをしながら歩行訓練をして2足歩行に移行していきます。
基本的な動作は、2足歩行になります。
しかしながら、現代人は人生100年と云われるくらいに劇的に長期に及びます。
これからの長い人生を、健康寿命を延ばして元気に長生きされるなら「杖」はなくてはならないアイテムの1つになります。
杖を持っていても、うまく活用出来ない方も多く見受けられます。
②の推進力を利用して前に進むように、うまく杖を活用してください。
多くの方は膝の痛みや歩行困難になってから杖を使い始めますが、それでは遅すぎます。
出来るだけ早い内から、元気な内からの使用がお勧めです。
両手に1本づつだと、4足歩行と同じように安定します。
自分の生活に合わせた使い方を、見つけてみてください。
山登りのケガや事故の8割は、後半や下り坂で発生しています。
転ばぬ先の杖は、人生の後半にはなくてはならないアイテムです。