前回の投稿で、日本健康マスター検定の公式テキストをご紹介致しましたが、勉強ついでにその公式テキストより抜粋して、私なりにご紹介したいと思います。
まずは、第1章の健康マスターの道からスタートです。
★健康とは、WHO(世界保健機関)「身体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが良好な状態であること」と定義されています。
つまり、体や心、自分を取り巻く環境すべてが健やかで、バランスがとれていて初めて健康といえるのです。
※日本では、1951年6月26日に条約第1号として公布されました。
★健康・医療の世界では、「血管年齢」「骨年齢」「肺年齢」といった測定法が有りますが、それぞれの機能が同年代の平均値と比較するものですが、これらの「年齢」は、健康習慣を行うという自らの行動によって若返らせることができるのです。
★ブレスローの7つの健康習慣
米国カリフォルニア大学のブレスロー教授は、約50年ほど前に次の7つの健康習慣が寿命と大きく関連している事を発見しました。
①喫煙をしない②定期的な運動をする③飲酒は適量を守るか、しない④1日7~8時間の睡眠をとる⑤適正体重を維持する⑥朝食を食べる⑦間食をしない
★「健康リテラシー」とは、「一定レベルの健康知識、ノウハウに基づいて、健康や医療に関する正しい情報を見極めて、理解して活用できる能力」のことです。
★「健康・医療情報は常に変わりうる=不確実なもの」だと云うことを認識しておくこともまた、健康リテラシーを高めるうえで大切なことです。
※医療技術は「日進月歩」ですが、健康は「温故知新」も重要なエッセンスになります。
★介護が必要になった主な原因
男性は1位は「脳卒中(脳血管疾患)」2位「認知症」ですが、女性の1位は「認知症」2位「骨折・転倒」
※男性は脳卒中を、女性は骨折や転倒を予防する事が出来れば、寝たきり介護生活を回避することが出来ると云う事がこの統計で分かります。
★人生90年時代へ
2060年には、女性で約91歳、男性で約84歳に到達すると予測されています。
100歳以上の人口も更に増えると云われています。
※これからの超高齢化社会において、自分の健康を維持していくことは絶対条件になります。
★絶対条件の健康寿命
「健康寿命」とは、介護などを必要とせずに、自立して日常生活を送れる期間のことです。
平均寿命と健康寿命との間には、男性で約9年、女性で約12年の差が有ります。
※現在の日本では、平均すると約10年の要介護などの状態にあると云う事です。
★都道府県別の健康寿命
2013年の調査では、男女共に1位は山梨県です。
※各地域自治体にて様々な取り組みが実行されていますが、一番重要な事は日本人全体の個人の意識レベルの底上げが必要になると思います。
★超高齢化社会の到来
国の統計によれば、2013年に65歳以上の人の割合が、国民の4人に1人になりました。
2035年には、3人に1人になると予測されています。
2050年には、高齢者1人に対して、現役世代(15~64歳)は1.3人になります。
※統計予測ですが、未来の日本の為には健康長寿社会の早期実現が絶対必要と云うことがお分かりになると思います。
★予防医学の分類
①「1次予防」食事や運動などの生活習慣の改善や予防接種によって病気を未然に防ぐ事。
②「2次予防」健康診断や検査などで病気の早期発見・早期治療を行う事。
③「3次予防」病気になった後でも、リハビリテーションなどによって再発を予防する事。
以上で、第1章健康マスターの道を終わります。
日本健康マスター検定 公式テキスト NHK出版より抜粋しております。
※のコメントは、私個人の見解になります。