15年位前に沖縄県が男女共に日本で一番長生きだった時期に、沖縄県の離島を定期的に訪問して健康調査をしていました。
その時に感じた事は、本土の方々よりも見た目が実年齢よりも10歳は若く見えると云うことでした。
それ位に若々しく、動きも機敏でした。
いろいろな島民の方々とのインタビューで、一番驚いたことはやはりこの質問の回答でした。
質問:あなたは何歳まで生きたいですか?
回答:100歳です。
ほとんど全ての島民の方々の回答が、100歳でした。
沖縄本島での、健康講演会の際にも同じ質問をしましたが、ほとんど全員が手を挙げていました。
何故、私が一番驚いたかと云うと、本土ではほとんどの方々が親・兄弟を目安にしていたり、もういつでもお迎えが来ても良いとおっしゃる方々が多かったからです。
沖縄の皆さんが、100歳を目指しているのにも理由が有って、今は分かりませんが、100歳になると皆でお祭りをしてくれるようでした。
きっと、小さい頃からの楽しい思い出を実現するための目標が根付いているという事ではないでしょうか。
本当の健康長寿とは、自立した生活が出来る100歳の事を云うのだと思いますが、この健康長寿を実現するためには、相当な努力と財力を必要とします。
ある意味、オリンピックで金メダルを取る事よりも難しい事なのです。
オリンピックでは選ばれし者が出場して戦う訳ですが、100歳まで健康長寿とは、現在生きている全ての人間に与えられた使命なのです。
命は、「あなたの持っている時間」です。
まずは、死ぬまで健康で長生きする事を決意してください。
そして、沖縄のオジーやオバーと同じように、「100歳まで生きる」と決断してください。
そこからが、健康長寿へのスタートになります。