口から肛門まで

口・咽頭・食道・胃・小腸・大腸・肛門までつながる消化管は、私たちの身体の中を貫いている1本の管です。

口を大きく開けると、歯や舌などが見えて、唾液などの粘膜なども確認出来ると思いますが、身体の内側を見ていますが、実は外側になります。

例えばですが、口から手を入れてずっと伸びるとしたら、肛門から手が出てきます。

要するに、消化管は身体の内側ではなく、皮膚と同じように外側の世界と云うことになります。

消化管の粘膜から水分や栄養を吸収して初めて、「体内」に取り入れたことになります。

どんなに素晴らしい食物やお薬でも、体内に吸収できない場合には、排出するしかありません。

身体に良いものは確実に吸収して、身体に悪いものは確実に排出する機能は、元々は備わっている機能になります。

しかしながら腸管内に目詰まりやポリープや憩室や圧迫や捻転などが発生すると、吸収力は落ちてしまいます。

吸収力を如何に高めるかが、一番重要な要素になります。

 

 

 

薬漬けの日本人

声が枯れてしまったこともあって、市販薬の龍角散で改善を考えていましたが、一週間が過ぎてもなかなか元に戻らないために、ドラッグストアの薬剤師さんに相談したところ、声帯に炎症が出ていると市販薬では完治しませんとアドバイスを受けて、素直に耳鼻咽喉科に受診してきました。

鼻腔から挿入する内視鏡検査にて、声帯を確認したところ、声帯のV字の両サイドが白くなっているのが確認出来ました。

ウイルスによる感染後の炎症跡との事で、抗生薬とその他2種類のお薬を戴いてきました。

抗生薬は、1日朝夕食後の1錠ずつの服用で1週間分です。

後の2種類は、1日3回食後の1錠ずつの服用で2週間分です。

病院の薬にあまりお世話になったことが無い私にとっては、大量のお薬を持ち帰りながら、私とお会いするお客様の事を思い出しました。

ほとんどの方が、平均して約10種類のお薬を毎日服用していて、お薬を飲む為にご飯を食べるとおっしゃっていましたが、まさにそうだなと実感しました。

60歳以上の方々の多くは、高血圧や高脂血症や高血糖など、なんらかのお薬を定期的に服用しています。

現在まったく薬のお世話になっていない方でも、病院に行く機会があって調べれば何らかのお薬をもらう可能性は高いです。

今回の私のように、急性的な疾患にはお薬は絶大的な力を発揮するでしょう。

しかし、慢性疾患ならばなかなか成績は上がらないかもしれません。

体力次第では、強力なお薬に変えていくことも予想されます。

自分に適合する良いお薬との出会いは、確かに未来の扉を開きます。

今回の私のケースでも、我慢せずに早く受診しておけば、もっと早く声は元に戻っていたはずです。

早期受診と早期治療は、健康寿命を延ばす為には必須です。

しかしながら、長期服用しないといけない大量の薬は、人体にとっては「毒」になります。

お薬とのお付き合いは、ほどほどにしたいのが本音です。

必要最低限のお付き合いはしなければなりませんが、出来るだけ短期服用にて改善出来るように、日頃から注意深く自分の身体からのサインを見逃さないように、健康診断や早期受診をして早期改善をしてください。

 

 

 

早期治療のススメ

人体には、自然治癒力が備わっています。

特に睡眠時には、活発に復元作業が進行しています。

病院に入院している患者がしている最も重要な事は、日中も寝ることです。

横になることで血液の移動は平行移動となって、普段よりも速やかに復元活動も活発に執り行われていきます。

昼行性の人類は、1日の3分の2は主に縦になって活動していて、3分の1が横になります。

病気になって入院しますとそれが逆になって、ほとんど横の生活になります。

若いうちは新陳代謝も活発ですし、エネルギー量も高いこともあって、少々の疲れも対処できます。

しかし、加齢に伴ってエネルギー量も低くなりますと、疲れもドンドン溜まってしまいます。

溜まった疲れは、健康負債となって「健康借金」となっていきます。

健康貯金が沢山有る状態で、健康に良くない活動が増えて年数が経っていきますと、健康貯金も次第に目減りしていき、仕舞いには取り返しのつかない状態になっていきます。

金融資産と違って、客観的に目に見えるものでは有りませんので、困りものです。

人間の一番の資産は、「健康」です。

元気で毎日を過ごせる事が、何よりの幸せであり尊いことです。

美味しくご飯を食べれるだけでも、有り難いことです。

健康寿命を延ばす為に、欠かせない事の1つには、「良い病院」「良い先生」「自分に合う良い薬」との出会いは決して欠かすことのない要素になります。

その為にも、若いうちから、元気なうちから、何かおかしい身体のサインが有れば、早期に受診することをオススメしています。

高齢になってからだと、慣れていない診察や病院などへは、二の足を踏んだり、億劫になって行かない場合も多く、発見が遅れて取り返しのつかない状態で運ばれる方も多いです。

健康には、1に「予防」2に「早期発見」3に「早期治療」が肝要です。

良い専門の先生との出会いやアドバイスによって、希望ある新しい人生が開かれることになります。

 

 

 

 

「骨」は身体の屋台骨

子供の頃の骨の数は全部で350個ですが、大人になる頃には206個になります。

これは、骨がなくなるわけではなくて、初めは細かく分かれていた骨がくっついて1つになっていく骨が存在しているからです。

手の骨は、全部で27個あります。

こまかく分かれて自在にあやつれるから、繊細な仕事が可能になります。

ちなみに、足の骨は全部で26個あります。

骨も皮膚などと同じように、新陳代謝を繰り返して新しい骨に作り変えられていきます。

古くなった骨は破骨細胞によって壊され(骨吸収)、骨芽細胞によって新しい骨が作られます(骨形成)。

骨が壊されてから新しい骨ができるまでの期間は、約4ヶ月の120日間。

1年間で全身の3割ほどが入れ替わるので、3年間ですべての骨が生まれ変わっていることになります。

女性に多い骨粗鬆症ですが、一番の原因は「ホルモンバランス」にあるようです。

カルシウムを多く含んだ食品の摂取も大切ですが、その栄養素が的確に人体に吸収されなければ意味は有りません。

家も人体も、丈夫な柱(骨)が有ってこそ長持ちするのです。

骨密度の低下は、人それぞれに原因があります。

骨は常に新しく生まれ変わっているわけですから、身体の屋台骨をしっかりと新陳代謝させて、健康寿命を延ばして生きましょう。

 

 

がん死亡率の地域差

国立がん研究センターは、2016年の都道府県ごとの人口10万人当たりのガン死亡数を抽出し、全体及び部位別に死亡率の順位を付けて公表しました。

★ガン全体での死亡率ワースト

1位☞青森県

2位☞秋田県

3位☞北海道

★肺がんワースト

1位☞北海道

★大腸がんワースト

1位☞青森県

★胃がんワースト

1位☞鳥取県

★膵臓がんワースト

1位☞秋田県

★肝臓がんワースト

1位☞愛知県

 

胃がんは日本海側や東北・北陸地方に多く、寒さの厳しい地域は塩分を多く摂る食文化が大きな要因となっています。

死亡率の低い地域については、がん全体の死亡率が最低の長野県(47位)が、山梨県(46位)、富山県(45位)と比較してもひときわ低くとても優秀です。

長野県はかつては脳卒中患者が多く寝たきりの高齢者も多かったため、減塩運動に取り組んできました。

1人当たりの野菜の摂取量も全国1位ですので、がん予防に功を奏しているといえます。

さらに長野県は、都道府県別平均寿命でも全国1位となっています。

 

上記は、成人病予防対策研究会発行の「ほすぴ」より抜粋して記載しております。