口の健康 ③

平均寿命がドンドン伸びていく中、自分自身の歯をいかに長持ちさせていくかは、健康長寿を実現していくためにはとても重要な要素の1つです。

医療技術の進歩で、人口の歯や骨や関節や血管が日進月歩にて開発されていますが、自分のものに適う物は存在しません。

特に80歳を過ぎてからの人口物に、肉体が適合していくには難しい部分もあるのではないかと思います。

出来るだけ、親から授かった肉体を丁寧に扱って、永く重宝していきたいものです。

 

 

入れ歯は毎日外して水洗いをする

入れ歯のお手入れは毎食後に外して流水下で行うのが理想ですが、特に夜寝る前にはしっかりと洗うようにしましょう。

外した入れ歯を、入れ歯専用ブラシなどで優しく磨きます。

入れ歯を傷つけてしまうため、歯磨き剤は使わずに水洗いをします。

洗ったら、入れ歯専用の洗浄剤に就寝中に浸けておくのが良いでしょう。

★口臭の原因は、口の中か体にある

口臭は誰にでも、多少はあります。

問題は、他人が不快に思うほど強い口臭があることです。

口臭の原因は、口の中ではなく体の病気にある場合もあります。

体の病気に原因がある場合には、肝硬変や腎不全、気管支炎、肺がん、糖尿病などの病気によるものです。

また、消化不良によって、食べ物が胃や腸に停滞することで、においを発している場合もあります。

原因が口の中にある場合には、舌苔(したごけ)、歯周病、むし歯、睡液の減少などが挙げられます。

★口臭の原因に合った対処をする

毎日歯をしっかり磨いて、プラークを落としましょう。

歯周病が原因の場合には、歯科で歯周病の治療を受けます。

舌ゴケを取り除くことも重要です。

体の病気による口臭の場合には、内科を受診して原因を明らかにして治療しましょう。

睡液が減少している場合には、毎日の食事でしっかりと噛むことで、睡液の分泌を促します。

★フッ化物でむし歯を予防

「フッ素」という言葉を、一度は聞いたことがあると思います。

この「フッ素」というのは原子番号9の元素名で、私たちが歯科でよく耳にするのは、正しくは「フッ化物」です。

フッ化物を使うための3つの方法

むし歯を予防するため、日本ではフッ化物を配合した歯磨き剤を使うフッ化物歯面塗布、フッ化物洗口、といった方法が一般的です。

①フッ化物歯面塗布→フッ化物を歯に塗る方法です。

②フッ化物洗口→フッ化物の水溶液でブクブクとうがいをする方法です。

③フッ化物配合の歯磨き剤→毎日の歯磨きのときに使うだけで、日常的にフッ化物の効果を期待できるものです。

★一生自分の歯で食べる

「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」として、1989年提唱されたのが「8020運動」です。

2011年に実施された厚生労働省の調査によれば、この「8020」を達成している80歳は推定で約38%とされ、現在3人に1人を超える割合まで増加を続けている状態です。

一方で、高齢者全体が増えているため、達成していない人も増加しています。

歯が20本以上残っていれば、十分に噛んで食べれると云われています。

更に、何でもよく噛んで食べれることが、必要な栄養を摂取することにつながります。

口から食べて健康的に長く生きるためには、歯は欠かせない存在なのです。

「8020」を達成するためには、子供の頃から生涯を通して歯を大切にする意識を持つことが必要です。

毎日のセルフケアと歯科での定期チェックを心掛け、むし歯や歯周病を予防して、一生自分の歯でいろいろなものを食べるようにしましょう。

 

 

以上で、第9章「口の健康」後半を終了します。

日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点を抜粋して記載しております。

 

 

 

 

 

 

口の健康 ②

歯が丈夫だと身体も、比較的丈夫です。

むし歯になったり歯痛の時などは、残念ですが歯医者さんに行く方が賢明です。

むし歯予防には、やはり毎日の歯磨きやフロスや糸ようじなどで、プラークコントロールが重要になります。

やっぱり健康は、歯からです!

 

 

★早めに気付いて生活習慣を見直す

痛みを感じないからと、気付きにくい歯周病。

その進行を見逃さないためには、定期的に自己チェックすることも大切です。

歯周病の自己チェック

①歯肉に赤く腫れたところがある

口臭が気になる

③歯肉が痩せて下がってきた

歯間にものが詰まる

⑤歯磨きの時に出血する

⑥歯がグラグラする

⑦歯の周りから膿が出たことがある

⑧歯が浮く感じがある

※3~5つ当てはまれば赤信号 早目に歯科へ行くことをオススメします!

★生活習慣を見直すことも、歯周病の予防につながる

歯周病は生活習慣病の1つされています。

甘いものを好んで食べたり、食事が不規則になるといった生活習慣が、歯周病のリスクを高めるといわれているからです。

喫煙、口呼吸やストレスも歯周病を悪化させる危険性を高めます。

歯周病を予防するには、生活習慣を見直すことが大切です。

なかでも喫煙は、歯周病の最大の危険因子。

歯周病だけでなく全身的な健康のためにも、禁煙しましょう。

★歯周病のリスクを高める5つの生活習慣

甘いものを好んで食べる→砂糖がプラークの原因に。

口で呼吸する癖がある→口内が乾燥し、睡液の働きを低下させる。

ストレスが多い→ストレスによって免疫が低下する。

食事が不規則

たばこを吸う→血管が収縮し歯肉が硬くなるので、歯周病の症状に気付きにくくなり、治療しても非喫煙者より

        回復が遅い。         

歯周病は糖尿病を悪化させる

糖尿病によって、免疫の働きや傷を治す力が低下し、血管がもろくなってしまうため、歯周病も糖尿病の合併症と認識されています。

★歯周病と糖尿病の両方を改善するのがベスト

糖尿病を悪化させる原因となる歯周病は、その予防や治療によって、糖尿病自体の改善が期待できます。

実際に歯周病のある糖尿病患者さんに、歯磨き指導と歯石除去の治療を行ったところ、糖尿病の1つの指標でもある、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値の改善が見られたという研究データがあります。

 

以上で、第9章「口の健康」中盤を終了します。

日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点を抜粋して記載しております。

 

 

 

 

 

 

口の健康 ①

健康は、「歯」からと云われます。

質の高い食事から、良質の栄養を得るためには、自己の嚙みこむ力が必要となります。

80歳以上でも、自分の歯が20本以上有る方は比較的お元気な方が多いようです。

毎日の歯磨きをすることも大事ですが、せめて3ヶ月~6ヶ月に一度は、歯科にて検診を受診するようにしてください。

 

★むし歯を予防する

むし歯は年齢を問わず発症するもので、成人の90%以上が一度はむし歯になったことがあります。

子供でむし歯を持つ人の割合は、年々減少しています。

それに対し、特に高齢者のむし歯を持つ人が増えています

大人のむし歯は、かぶせ物などの境目と歯の根元にできやすい。

この隙間にプラーク(歯垢)がたまることで、むし歯菌が侵入して、詰め物やかぶせ物の内側でむし歯が進行するのです。

★むし歯を防ぐポイントは、”プラークコントロール”

歯の表面に付着するプラークは、細菌の塊です。

プラークを取り除くプラークコントロールには、毎日の正しい歯磨きが欠かせません。

磨き残しになりやすい歯と歯の間も、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使って、必ずプラークコントロールします。

さらに、歯科で定期的に検診を受けて、プラークが取れているかどうか、チェックしてもらうことも大切です。

初期のむし歯は治る

睡液には、カルシウムやリン酸が含まれており、溶けてしまった歯の表面を修復(再石灰化)するという重要な働きがあります。

歯が溶けてしまった部分の再石灰化を促すことによって、むし歯の進行を止め、回復させることが可能になります。

歯周病も”プラーク”が原因!

プラークは、むし歯や歯周病菌などいくつもの細菌が集まって形成されて、誰にでも付着しています。

爪に付く白色または黄白色のネバネバしたものがプラークです。

「歯周病」は、歯と歯肉(歯茎)の境目にある溝の口にプラーク(歯垢)がたまることで、歯肉に炎症が起こる病気です。

健康な歯肉はピンク色で、歯と歯肉の境目は引き締まっています。

一方で、歯周病の場合は、歯肉が赤く腫れ、歯と歯肉の境目の溝が深くなってできた歯周ポケットの中に、プラークや歯石がたまっています。

★歯周病が進行すると、歯が抜け落ちることも

歯周病は、あまり痛みを感じることなく徐々に進行していきます。

土台を失った歯が自然に抜け落ちてしまうことさえあるのです。

実際、歯を失う原因として多いには、「むし歯」より「歯周病」だといわれています。

また、歯周病は、歯の周りにとどまらず、肺炎をはじめ、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病など、生活習慣病に悪影響を与えることが分かってきました。歯周病菌と歯周病の炎症によって増加した炎症物質が、歯肉の血管に入り込み、全身を巡ってしまうからです。

インプラント周囲炎に要注意!

インプラントになったからといって、油断は禁物です。

上述の歯周病と同様、インプラントと歯肉の境目にプラーク(歯垢)が付着して歯周ポケットが形成されると、歯槽骨の破壊を招く「インプラント周囲炎」が発症します。

インプラント周囲炎を防ぐには、残っている歯と合わせて、毎日のプラーク除去と歯科での定期的な点検が欠かせません。

人口の歯だからと安心せずに、歯と同じようにプラークコントロールすることが重要です。

 

以上で、第9章「口の健康」の前半部分を終了します。

日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点を抜粋して記載しております。

女性の健康 ②

すべての人は、母胎から生まれてきます。

生命を創造する女性には、感謝の気持ちしかありません。

女性は男性よりも精密な仕組みがあるにも関わらず、男性よりも頑丈に設計されているようです。

女性の健康を左右するのは、ホルモンが重要なカギを握っているようです。

この日本を元気にするのも、女性の健康エネルギーが存分に活動したときになるのだと思います。

 

たばこは、胎盤の働きを弱めてしまう

喫煙すると、たばこに含まれるニコチンによって、血管の収縮が起こり、胎盤の血流が減少してしまいます。

非喫煙者の妊婦から生まれた子供に比べて、出生体重が平均で200g少なく、低出生体重児になる頻度も約2倍という報告もあります。

そのほか、早期破水、早産、脳性麻痺、子宮内胎児死亡などを起こす危険も高めます。

★受動喫煙にも注意が必要

妊婦が受動喫煙の影響を受けると、低出生体重児が生まれやすいという報告が多数あります。

飲酒は、胎児性アルコール症候群のリスクを高める

妊娠中に飲酒の習慣があると、知能障害や発育障害を伴う「胎児性アルコール症候群(FAS)」の子供が生まれる可能性が高くなります

飲酒による影響のうち、奇形は妊娠初期の飲酒と、発達遅延や中枢神経系の機能不全は妊娠末期の飲酒と深い関係があるといわれています。また、飲酒と喫煙の両方があると、その危険度はさらに高くなります。

妊婦の場合、安全量の目安がないため、禁酒にするのがベストです。

妊娠糖尿病は、”母心”の病気?

妊娠前は糖尿病ではなかったのに、妊娠中に慢性的に血糖値が高くなる状態のことです。

原因は、胎盤から分泌されるホルモン。

妊娠中には胎児の成長を促すホルモンが分泌されて、その影響で血糖をコントロールするインスリンの働きが低下します。

加えて、子供にたくさんの栄養を与えたいいう”母心”が、ホルモンを多く分泌してしまうのかもしれません。

子宮内膜症は、不妊や卵巣がんにつながることも

月経困難症の原因になりやすい子宮内膜症ですが、実は子宮内膜症は不妊にも何らかの影響があると考えられています。

詳しい関係はまだわかっていませんが、不妊患者の50%近くに子宮内膜症が認められています

★月経前のつらい症状を放っておかない

月経困難症とまではいかなくても、月経が近くなると、体調不良やイライラなどの症状に悩まされることがよくあります。これを「月経前症候群(PMS)」といいます。

さらに、これらの症状が重く、特に精神的な症状が強く現れる場合には「月経前不快気分障害(PMDD)」と呼ばれています。

★子宮体がんと乳癌は、エストロゲンの影響が大きい

女性ホルモンのうち、エストロゲンには子宮内膜を増殖させる働きがありますが、プロゲステロンは、子宮内膜の増殖を抑えます。子宮体がんはこの2つのホルモン分泌のバランスが乱れ、エストロゲンの作用が強まり、子宮内膜が異常に増殖することが原因と考えられています。

乳癌も女性ホルモンの影響を受けやすく、約7割はエストロゲンによってがん細胞が増殖するタイプです。

★卵巣がんは、排卵が繰り返される過程で起きる

「卵巣がん」の原因はホルモンではなく、排卵によって傷ついた卵巣の上皮が修復される過程で細胞に異変が生じ、がん化すると考えられています。

妊娠・出産の経験がない人ほどリスクが高いため、早期発見には、内診や超音波検査などを受けることが勧められます。

閉経後の約10年間を”更年期”(45歳~55歳くらい)と呼ぶ

更年期には心身両面に不調が現れますが、多くは病気との関連はありません。

こうした様々な症状が出ることを「更年期障害」といいます。

★エストロゲンの低下に伴い、様々な症状が現れる

自律神経失調症のぼせやほてり(ホットフラッシュ)、発汗、悪寒、冷え、動悸、胸痛、息苦しさ、疲れやすい、頭痛、肩こり、めまいなど、主に体に現れる症状です。

精神症状→イライラする、怒りっぽくなるなどの情緒不安定、抑うつ気分などが多くみられます。

③そのほか→腰痛や関節痛、吐き気や食欲不振、皮膚の乾燥感やかゆみ、頻尿や陰部の不快感など、人によって様々な症状が出ます。

更年期障害でこうした症状が現れる原因のひとつは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌の変動・低下です。

エストロゲンの分泌は、40歳ごろからゆっくりと減っていき、閉経前後にガクッと下がる。

また、ホルモン以外の別な要因も、更年期障害に影響を及ぼします。

それが、心理的・社会的要因です。

★つらい症状を軽減する”ホルモン補充療法”って?

更年期障害の原因は、エストロゲンの分泌低下なので、薬でエストロゲンを補うと症状を改善できます。

これを「ホルモン補充療法」といいます。

女性の骨量は、閉経後に減りやすい

加齢やホルモンバランスの乱れがあると、骨代謝に影響が出ます。

特に女性は、閉経によりエストロゲンが急激に減るために、男性よりも影響を受けやすいのです。

★過度なダイエットが骨を弱くする

骨量は20歳代に最も多くなり(最大骨量)、その後の骨量を左右します。

10歳代の過度なダイエットの影響で最大骨量の少ない人は、閉経後早々に骨粗鬆症になりやすいのです。

★骨粗鬆症になると、骨折しやすくなる

骨粗鬆症とは、骨の強度が低下して、骨折しやすくなる病気です。

男女共に見られますが、患者数では男性が約300万人に対して、女性は約980万人と3倍も多くなっています。

★骨量を増やすには、運動と食事が大切

骨粗鬆症を予防するには、地面を踏みしめるような運動が効果的です。

食事では、骨を作るに必要な以下の栄養成分が必須です。

カルシウム乳製品や大豆製品、緑黄色野菜、海藻、魚、ごまなどに豊富です。

ビタミンD→腸でのカルシウムの吸収を促す作用があります。魚やきのこ、卵に多く含まれています

ビタミンK→骨を作る働きを高める。納豆や油揚げ、緑黄色野菜などから補給できます。

たんぱく質骨や鉄骨部分にあたるコラーゲンの材料になります。肉や魚、大豆製品、乳製品など

★60歳未満の便秘は、女性に多い

「便秘」とは、週に3回未満しか排便が無い状態、あるいは便が硬い、強くいきむ、残便感、腹部の不快感などがあって排便が困難な状態をいいます。

便秘は、60歳未満では特に女性に多いという特徴があります。

その理由は、女性ホルモンが大腸の動きを緩やかにすためと考えられています。

①便の通過が遅いタイプ→女性ホルモンが影響するので、女性に多いタイプ。

②便の出口が緩まないタイプ→高齢の男性に多いタイプ。

③便が硬すぎたり、便意を感じにくいタイプ→食べる量が少ないと便も少なく、排便なでに時間がかかる。

 

以上で、第8章「女性の健康」 後半部分を終了します。

日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点を抜粋して記載しております。

 

 

 

 

 

 

 

女性の健康 ①

このままの出生率では、2020年東京オリンピックの40年後には、1億人をきって約9,000万人ということが予測されています。

日本人減少を食い止めるためには、少子化の流れを変えていかなければなりません。

日本社会全体の問題でもあり、家系の問題でもあり、個々人の問題でもあります。

先人達が築いてきた日本人の繁栄は、日本人の人口数そのものに表れています。

心と体の健康が基本ですが、国の繁栄こそが我々日本人の大資本です。

 

 

★日本の出生率は、先進国の中でも特に低い

日本では長く「少子化問題」が取り沙汰されています。

2005年の「合計特殊出生率(15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの)」が、1.26と過去最低を更新したことによります。

このまま少子化が続くと、2060年には日本の人口は8,674万人まで減少し、1年間に生まれる子供の数は、現在の半分以下の50万人を割ると予想されています。

晩婚化・晩産化が、少子化の大きな要因に

少子化問題の解決には、国民が結婚して子供を産み育てたいという希望をかなえる支援が必要不可欠といえます。

★海外における出生率改善例

出生率上昇に成功してフランスとスウェーデンでは、婚外子を容認しやすいなどの理由もありますが、養育手当などの経済的支援や育児制度を充実させることで第1子の出生率が早くなった点が、最大のポイントです。

①フランス

2012年、出生率が2.00まで回復

②スウェーデン

2012年、出生率が1.92まで回復

③日本

2012年、出生率が1.41

★第1子の出産年齢が上がってきている

医学的には、出産に適した年齢は20歳代前半から35歳で、それ以降は「高齢出産」と呼ばれています。

20歳代の出生率が減少している一方で、30~34歳の出生数は緩やかに上昇し、35~39歳の出生率も増えています

年齢とともに、妊娠しにくくなる

不妊症とは、妊娠を望む健康な男女が避妊せずに性交しているにも関わらず、一定期間(1年間が一般的)妊娠しないことですが、加齢に伴って不妊症のリスクが高くなります。

女性は年齢が高くなるほど、卵子の質・量共に低下することや、子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科系の病気を発症しやすくなることが挙げられます。

35歳前後から、流産率が上がる

不妊治療をした人の流産率は、35歳以降になると急激に上昇します。

子供に染色体異常が起こるリスクが高まる

35歳以上の人の妊娠・出産では、不妊や流産のリスクが高いだけではなく、高齢出産では子供の染色体異常が起こる頻度が高くなることがわかっています。

妊娠22週未満に起こるのが、流産

流産は妊娠の15%前後にみられますが、なかでも多いのは妊娠12週未満に起こるもので、流産のほとんどがこの時期に発生しています。

流産の原因は、赤ちゃん側にあることがほとんど

流産が起こることは非常にショックな出来事ですが、最も多い12週未満の流産では、その原因は染色体異常など胎児側にあることがほとんどです。

妊娠22週以降、37週未満に起こるのが早産

「早産」とは、「正期産(妊娠37週~41週6日までの出産)以前に出産することです。

日本では、22週以降37週未満を早産と定義しています。

妊娠22週未満の出産は流産であるため、早産とは区別されます。

早産には、母体の生活習慣などが様々関わる

早産は全妊娠の約5%に起こります。

原因は母体にあることが多く、不規則な就業時間や重労働による過労、子宮口が開きやす体質(子宮頚管無力症)、感染症などが関係しています。

早産で生まれた赤ちゃんは、正常な分娩時期に比較的近い場合であっても肺の形成が未熟で、呼吸障害が長期間続くと報告があります。

そのためには、母体の生活習慣の管理が非常に重要となります。

過労を避け、かかりつけ医の妊婦健診を定期的に受けて、その指導を守ることが大切です。

母性健康管理指導事項連絡カードの活用を!

「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)」は、仕事をもつ妊産婦が、医師から通勤緩和や休憩、勤務時間の短縮などが必要との指導を受けた時、母健連絡カードを提出することで、事業主に的確に伝えることができます。

事業主はその内容に従って対処する必要があり、母健連絡カードを活用することで、妊娠・出産後の女性が働きやすい環境づくりに役立ちます。

 

以上で、第8章「女性の健康」 前半部分を終了します。

日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点を抜粋して記載しております。