高齢の家族の健康、ロコモ ③

ガンよりもなりたくない病気といえば、「認知症(ボケ)」だと思います。

この病気の一番恐ろしいことは、どんなに立派な人であっても、どんなにお金持ちでも、何も関係なく生活しながら人格が壊れていくことにあります。

誰もが長く生きることが可能になった反面、長く生きていくことへの将来の不安はますます増加していきます。

これからも㈱ラウンドヒルは、「寝たきりにならないボケにならない生き方」を広めていく活動をしていきます。

 

 

★認知症で最も多いのはアルツハイマー型認知症

認知症は脳の病気が原因で起こりますが、最も多いのがアルツハイマー型認知症です。

記憶を司る脳の「海馬」という部分がまず萎縮し始め、病気の進行に伴って脳全体が萎縮していきます。

萎縮を引き起こすのは、「アミロイドβたんぱく」という物質が脳に蓄積するためです。

アルツハイマー型認知症の発症しやすい年齢は70歳代ですが、なかには50歳代前後から発症するケースもあります。

その次に多いのが、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因となる脳血管性認知症です。

脳血管が詰まったり破れたりすることで、その先にある神経細胞が血流不足に陥り、ダメージを受けることが原因です。

最近、診断されるケースが増えているのがレビー小体型認知症です。

脳にレビー小体というこの病気特有の蓄積物が出現し、これによって神経細胞が死滅することで発症します。

50歳代の比較的若い世代に多いのが、前頭側頭型認知症です。

言語と理性を司る前頭葉と、言葉の意味理解を司る側頭葉の萎縮から始まり、性格の変化など特徴的な症状がみられます。

★生活習慣病のある人はリスクが高い

アルツハイマー型認知症の原因となるアミロイドβたんぱくは、生活習慣病があると増加しやすく、なかでも糖尿病のある人はアルツハイマー型認知症のリスクが2倍になるといわれています。

★発症のサインを見逃さない

認知症は、一度発症すると元の健康な状態に戻すことは困難です。

しかし、早期に発見して適切な治療を行えば、進行のスピードを緩やかにすることが可能です。

認知症で最初に現れる症状は、記憶力の低下や日時、場所、人の名前などを正しく把握する認知機能の障害です。

認知症の初期症状に関する11の質問項目

①同じことを何回も話したり、尋ねたりする

②出来事の前後関係が分からなくなった

③服装など身の回りに無頓着になった

④水道栓やドアを閉め忘れたり、後片付けがきちんとできなくなった

⑤同時に2つの作業を行うと、1つを忘れる

⑥薬を管理してきちんと内服することができなくなった

⑦以前はテキパキできた家事や作業に手間取るようになった

⑧計画を立てられなくなった

⑨複雑な話しを理解できなくなった

⑩興味が薄れ、意欲がなくなり、趣味活動などをやめてしまった

⑪前よりも怒りっぽくなったり、疑い深くなった

【判定と注意】

客観的に評価するため、質問には家族や周囲の人が答える。

3項目以上にチェックがついたら、認知症の可能性がある。

本人が評価した場合、心配性や抑うつ傾向の人では、実際より当てはまる項目が多くなりやすい。

また、家族が評価すると認知症の進行によって該当項目が増えるが、本人が評価した場合は認知症が進行するほど自覚が薄れて、該当項目が減る傾向がある。

★脳を使いながら体を動かすと効果的

認知症の予防法として現在注目されているのが、脳を使いながら運動する方法です。

これを「デュアルタスク・トレーニング」といいます。

計算やしりとりなどをして頭を使いながら、同時にウォーキングなどの有酸素運動を行うと、脳の血流が増加して脳が活性化され、記憶力や判断力などの認知機能の低下を抑える効果があることが分かったのです。

 

以上で、第7章「高齢の家族の健康、ロコモ」後半を終了します。

日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点を抜粋して記載しております。

 

 

高齢の家族の健康、ロコモ ②

今後は高齢者の筋肉トレーニングの重要性は増えてくると思いますが、それ以上に「栄養補給の方法」は必須の課題になってきます。

いくら効率の良い運動を継続しても、結局のところは身につかなければ逆効果になってしまうからです。

運動の仕方はだいたい同じでも、長期的に考えれば食事の仕方だけは、定期的な個別指導が望ましいと思います。

 

ロコトレで足腰を健康に

運動によって筋力をつけ、足腰が丈夫になると転倒や骨折、関節の障害を予防できます。

それが、ロコモ予防につながります。

片足立ち

片足だけで自分の体重を支えるトレーニングは、バランス能力の改善に効果的です。

スクワット

太ももの後ろ側の筋肉お尻の筋肉を鍛える効果がある。

継続のカギは「やり過ぎず、楽しんで」

運動するときは、やっている最中に痛みがなく、少しキツイ感じる程度を目安にすると良いでしょう。

痩せが筋肉や骨の老化を促す

肥満と同じくらい痩せも健康寿命のために注意が必要です。

特に、65歳以上になったら、同じくらいに「痩せ」の問題が大きくなります

高齢になると少しづつ食べる量が減ってくる人が多いのですが、食事で十分な栄養が摂れずに痩せてくると、骨や筋肉を維持できなくなります

メタボも痩せすぎもロコモを招く

痩せている人は食事量が少なく、栄養が不足して骨や筋肉なども弱くなってしまいがちです。

その影響で、ふらつきや転倒による骨折などのケガがきっかけとなり、サルコペニアやロコモ、寝たきり状態に進んでしまうのです。

★低栄養を防ぐには粗食をやめる

高齢者は粗食や低栄養を改めなければならないのですが、一方で高齢になるほど痩せや低栄養の人の割合が多いというデータもあります。

まずは、粗食が良いという思い込みを改め、野菜だけではなく、良質なタンパク質を摂取するために肉と魚を1対1の割合で食べ、乳製品や卵も積極的にとるなど食事内容を見直しましょう。

痛みが3ヶ月以上続くと慢性腰痛

腰痛は発症してから1ヶ月以内に改善することが多いですが、3ヶ月以上痛みが持続するものを「慢性腰痛」といいます。

慢性腰痛の場合には、椎間板の障害や神経の圧迫が原因のものもありますが、ストレスやうつ、不安が深く関わっているものもあるのではないかと考えられています。

ストレスが痛みを悪化させることがある

人の体は痛みが起こるとその信号が脳に伝わって、脳の中心部からドパミンという神経伝達物質が放出されます。その刺激によって脳内麻薬のμオピオイドという物質が大量に放出されて、痛みの信号が脳に伝わらないようにして働きます。この仕組みを、「下行性疼痛抑制系」といいます。

ところが、脳がストレスに長くさらされると、痛みの信号が脳に届いてもドパミンの放出が抑えられてしまうのです。そのため、μオピオイドによる痛みの抑制効果が機能しなくなり、痛みを悪化させたり、長引かせてしまうと考えられています。

運動は痛みを軽くする効果がある

慢性腰痛の緩和には、運動療法が有効なことが証明されています。

ポイントは、自分が楽しいと感じながら運動すること。

脳がうれしい、楽しいと感じると、大量のドパミンが放出されるからです。

したがって、運動療法で行う運動は、自分が好きなことを選びましょう。

痛み止めの薬認知行動療法で防ぐ

薬物療法では、非ステロイド性消炎鎮痛薬や解熱鎮痛薬のアセトアミノフェンを痛み止めとして用いますが、慢性腰痛の場合には、ストレスによる緊張や不安が強いとこれだけではあまり効果が得られないことも少なくありません。

この場合には、抗不安薬や抗うつ薬を併用することが考えられます。

さらに、認知行動療法で考え方や行動を変えることも痛みの軽減につながります。

前向きに考える習慣をつけて、自分が楽しいと感じることをするとストレスが解消されます。

その結果、下行性疼痛抑制系が活発に機能するようになり、痛みを感じにくくなります。

 

以上で、第7章「高齢の家族の健康、ロコモ」の中盤を終了します。

日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点を抜粋して記載しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高齢の家族の健康、ロコモ ①

自分で、①食べれること②歩けること③トイレが出来ることの3つのうち1つでも出来なくなってきた場合には、介添えが必要となります。

とにかく将来寝たきり介護を避けたいなら、少しづつで良いので肉体を鍛錬するしか方法はありません。

何故ならば、私達は「動物」だからです。

野生の動物達にとって、通常動作が出来なくなることや、重篤なケガは死に直結しています。

しかし、我々は助け合うことで生きていくことが出来る唯一の動物です。

 

★運動器の障害は生活に密着している

ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは、運動器の障害によって移動機能が低下した状態のことをいいます。

運動器とは、骨や関節、軟骨、背骨、椎間板、筋肉、神経などの総称です。

ロコモは単に足腰が弱るだけではなく、それによって思うように体を動かせなかったり、自立した生活を送るのが困難になることが問題なのです。

★気付かないうちに進行する

ロコモは高齢者の問題だと思っている人が多いのですが、女性では40歳代から、男性では50歳代から注意が必要になってきます。

特に若いころから運動をする習慣がない人は、自分で思っている以上に足腰が衰えていることが少なくありません。

★進行すると介護が必要になってくる

自立して生活できる期間を「健康寿命」といいますが、日本人は平均寿命に比べ、この健康寿命が約10年短いといわれています。

その原因を調べてみると、ロコモが深く関わっています

骨や関節のケガ、病気が引き金となってロコモの状態に至り、やがて自力では自由に動くことが難しくなっているのです。

現在、ロコモのある人は予備軍を含めて約4,700万人と推計されています。

その最大の要因が、骨や関節の病気です。

骨粗鬆症が1,070万人、変形性膝関節症が2,530万人、椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症などの変形性腰椎症が3,790万人といわれ、実際には高齢者ではこれらの病気をもっている人が多くいます。

★要支援・要介護の原因

1位➡骨折・転倒+関節疾患=ロコモ =22.7%

2位➡脳卒中(脳血管疾患)=18.5%

ロコモと関係のある骨折・転倒と関節疾患を合わせると、1位の脳血管疾患を上回る。

つまり、要支援・要介護の増加を抑えるにはロコモ対策が必要といえる。

★始まりは膝や腰の痛み

ロコモは運動器の障害によって引き起こされますが、その直接の原因になるのは膝や腰などの痛みや、関節の可動域の制限、筋力のバランス能力の低下などです。

さらに、こうした症状を引き起こしているのは加齢や運動不足のほか、変形性関節症脊柱管狭窄症骨粗鬆症などの骨や関節の病気です。

★メタボが影響する人も多い

メタボのある人は肥満のことが多く、体重が重いぶん、膝や腰に大きな負荷がかかります。

その影響で軟骨や椎間板がすり減って変形性関節症や変形性腰椎症を招き、やがて痛みが出るようになるとロコモに進みやすくなります。

メタボのある人はふだんから運動不足で、筋力低下も多くみられます。

特に、筋肉が急激に減るサルコペニアになると、より転倒や骨折のリスクが高くなります。

★子供のころからの生活習慣も大切

近年では、生活環境の変化に伴って、室内遊びが増える一方で、身体を動かす機会が減ってきています

★ロコチェックで自分の状態に気付く

7つのチェック項目は、骨や関節、筋肉、神経などの運動器の衰えにより現れます。

①片足立ちで靴下が履けない→筋力・バランス能力の低下が原因

②家の中でつまずいたり、滑ったりする→筋力・バランス能力の低下が原因

③階段を上るの手すりが必要である→筋力・バランス能力の低下が原因

④家でのやや重い家事(掃除機掛けや布団のあげさげ)が困難→腰回りの筋力低下が原因

⑤2キロ程度の買い物をして、持ち帰るのが困難→膝回りの筋力低下が原因

⑥15分くらい続けて歩けない→持久力の低下・腰の疾患が原因

⑦横断歩道を青信号で渡りきれない→歩行速度の低下が原因

※7つのチェック項目のうち、1つでも当てはまる場合にはロコモの可能性があります。

※「立つ」「歩く」動作は日常生活において基本です。

 

以上で、第7章 「高齢の家族の健康、ロコモ」の前半部分を終了します。

日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点を抜粋して記載しております。

 

 

 

 

 

 

健診・検診を使いこなす ②

医療機関での健診は、それぞれの病院で若干の違いが有ります。

それは、「測定機材などの性能」や「指導する側の技量」です。

医療機器の機材の進歩や医療業界の研究は、日進月歩の世界です。

やはり最新機材の精密度には、敵いません。それよりも重要な事は、診断指導する側の技量です。

健診を受けるのも、出来る事なら2つくらいの医療機関で、1年に2回受診することも可能な時代です。

健康寿命を延ばすには、まずは自分の身体の状態を正確に知ることから始まります。

自分の身は、出来るだけ自分で守ってあげたいものです。

 

 

★人間ドックは、より詳しい健診

人間ドックは個人の意思で受ける健診です。

定期健診や特定健診の検査項目に加えて、がん検診もカバーできるのも特徴の1つです。

2014年の統計では、全受診者のうち約93%に異常が見つかったことが分かっています。

人間ドックの検査項目の特徴は、臓器によって専門的な検査が行える点です。

心臓、肺、胃、腸、肝臓、胆のう、膵臓、腎臓のほか、男性では前立腺、女性では子宮や卵巣などの検査があります。

★脳卒中の予防にも役立つ脳ドック

「脳ドック」とは、脳に関連する疾患の検査を専門的に行うものです。

中高年になると発症のリスクが高まる脳梗塞や脳出血など脳卒中の予防に有効です。

★五大がんの早期発見に有効

がんの診断と治療法は着実に進歩しており、早期発見・早期治療が可能になっています。

以前と比較して根治を目指せるケースも増えています。

そのためには何より、早期にがんを見つけることがポイントです。

早期発見から早期治療へとつなげるように、制度を利用することが大切です。

自治体のがん検診はスクリーニングに役立つ

自治体のがん検診は、無症状の人を対象にしているのがポイントです。

健診によってがんの疑いがあるかどうか大きくスクリーニング(ふるい分け)して、精密検査が必要な人を見つけるのが目的だからです。

①胃がん健診→胃部エックス線検査または胃内視鏡検査→50歳以上・2年に1回

②大腸がん健診→便潜血検査→40歳以上・毎年

③肺がん検診→胸部エックス線検査、必要に応じて喀痰細胞診を併用→40歳以上・毎年

④乳がん検診→マンモグラフィ検査→40歳以上・2年に1回

⑤子宮頸がん検診→細胞診→20歳以上・2年に1回

★精密検査とハイリスクグループ精密検査が必要になったからといっても必ずしもがんとは限りませんが、放置することがないようにします。

①胃がんはピロリ菌の感染と萎縮性胃炎がポイント

胃がんの早期発見にはピロリ菌に感染しているか、萎縮性胃炎になっていないかどうかを調べたのち、陽性なら定期的に胃の内視鏡検査を受けると効果的です。

大腸がんは女性に多いことを知っておく

2014年のがんの部位別死亡者数では、男性が3位、女性は1位になっており、女性は最も注意が必要です。

がん検診の便潜血検査で要精密検査となった場合は、大腸の内視鏡検査を受けます。

③肺がんは喫煙年数が長い人ほど検査を

肺がんには加齢や遺伝的要因や、環境的な要因が関係していますが、最も強く関係しているのが「喫煙」です。

「1日の喫煙本数×喫煙年数」で算出した喫煙指数が400以上になるとハイリスクグループに分類されて、タバコを吸わない人に比べて5倍程度肺がんになりやすいといわれています。

(例)喫煙指数の計算方法

1日20本×30年=600指数

肺がんの早期発見には胸部エックス線検査と、重度喫煙者に対しては喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)を併用します。

④乳癌は女性ホルモンとの関連が強い

乳癌の約6割は女性ホルモンのエストロゲンによる影響でがん細胞が増えるタイプであるため、「初潮が11歳以下」「閉経が55歳以上」「初産が30歳以上、あるいは出産経験がない」といった項目に該当する人は乳癌のリスクが高くなります。

子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)感染の有無がポイント

子宮頸がんのほとんどは、HPV (ヒトパピローマウイルス)の感染により起こります。

★特定の細菌、ウイルスが原因となるがんもある

全世界では持続感染が関連するがんの割合は、約18%と推計されています。

アメリカをはじめとする先進国では9%ほど、発展途上国では23%となっています。

しかし、日本は先進国の中では高めの約20%となっています。

その理由は、胃がんや肝がんが多いためで、B型やC型の肝炎ウイルス、ピロリ菌の感染者の多さが影響していると考えられています。

 

以上で、第6章 検診・検診を使いこなすの後半を終了します。

日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点を抜粋して記載しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健診・検診を使いこなす ①

現代医学の特徴は、測定にありと言っても過言ではないと思います。

体の内部は基より、身体のすみずみまで、さらには遺伝子や細胞レベルまで測定が可能になってきました。

しかし、それは測定を受診したから分かることで、受診をしなければ何も分かりません。

調べたら何か分かるから怖いと云うお気持ちは良く解りますが、知らないで手遅れになるよりはまだマシだと思います。

せめて、1年に一度は「血液検査」をオススメします。

 

★病気の予防・早期発見には健診を活用する

「健康診断(健診)」は、病気の予防と早期発見を目的として受けるものです。

もし検査で何らかの異常が見つかったとしても、すぐに治療を開始出来るメリットがあります。

つまり、ある日突然、病気で倒れる事態に陥るのを防ぐには、健診を受けて自分の体の状態をしっかりと把握しておくことが大切なのです。

★主な健診

①一般健診(定期健診):1年に1回定期的に受ける

②特定健診(メタボ健診):40~74歳が対象

➡メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を中心に、糖尿病や高血圧、脂質異常症などリスクの有無を検査

③がん検診

➡対策型:五大がん(胃がん、大腸がん、肺がん、乳癌、子宮頸がん)の早期発見の為の検査診断。

➡任意型:医療機関などが任意で行う検診

★検査には定期的に受けるものと任意のものがある

・職場などで年に1回実施される「一般健康診断」は、「定期健診」の代表的なものです。

・「特定健康診査(メタボ健診)」40~74歳の人を対象に、生活習慣病の予防と早期発見を目的として行われています。

対策型がん検診は、主に自治体が中心となって行っており、”五大がん”と呼ばれる胃がん、大腸がん、乳癌、

子宮頸がん、の早期発見を目的とした検査です。

「人間ドック」は個人の意思で受ける健診で、定期健診よりもさらに詳しく、がん検診も含めた検査を受けられ

ます。

健診で行う主な検査項目

①身体測定→身長、体重、腹囲の測定、BMIの算出により肥満や痩せの状態をみる

②血圧測定→収縮期血圧(最大血圧)、拡張期血圧(最小血圧)の測定により高血圧・低血圧の測定をする

③血液検査→赤血球や白血球の血球数、ヘモグロビンなどの血液一般検査のほか、糖代謝、脂質代謝、肝機能、

尿酸代謝、腎機能などを調べる

④尿検査→尿たんぱくにより腎機能を、尿糖により糖代謝を調べる

⑤便検査→便潜血反応検査により消化管の状態を調べる

⑥エックス線検査→胸部エックス線検査では肺と心臓を、胃部エックス線検査では食道・胃・十二指腸を調べる

⑦超音波検査→腹部の超音波(エコー)検査により肝臓、胆のう、膵臓、腎臓などを調べる

⑧心電図検査→安静時心電図検査により心臓の状態を調べる

★病気の可能性があるかわかる

自覚症状がなく、本人が気付かないうちに何らかの病気が起こり始めている場合でも、検査を受ければ早期に発見できる確率が高くなります。

★血液検査から血管の傷付き具合もわかる

・検診では各種の血液検査が行われますが、血液からわかる体の情報は多岐にわたります。

・血液の状態を調べると全身の血管の健康状態を推測することも可能です。

★血液検査から肝機能の状態を確認する

・肝臓は別名を「沈黙の臓器」といい、何らかの異常があっても症状が現れにくい特徴があるため、異常を見つけ

るには、血液検査が欠かせません。

・B型肝炎やC型肝炎などの肝炎ウイルスに感染しているかどうかも血液検査で調べます。

コレステロール値などから冠動脈疾患のリスクがわかる

血液中の糖や中性脂肪、コレステロールが多過ぎるとやはり動脈硬化が進行して血管が狭くなったり、部分的に詰まったりします。

すると、冠動脈疾患の狭心症心筋梗塞をはじめ、脳梗塞脳出血などの脳血管疾患といった重大な病気のリスクが高くなります。

このように血液の性状によって血管の傷付き具合や、さらにはそれによって引き起こされる病気も予測することができるのです。

健診の結果を受け取り、再検査および精密検査を指示されたときは必ず検査を受けましょう

 

以上で、第6章 健診・検診を使いこなす 前半部分を終了します。

日本健康マスター検定の公式テキスト NHK出版より要点のみ抜粋して記載しております。