がん死亡率の地域差

国立がん研究センターは、2016年の都道府県ごとの人口10万人当たりのガン死亡数を抽出し、全体及び部位別に死亡率の順位を付けて公表しました。

★ガン全体での死亡率ワースト

1位☞青森県

2位☞秋田県

3位☞北海道

★肺がんワースト

1位☞北海道

★大腸がんワースト

1位☞青森県

★胃がんワースト

1位☞鳥取県

★膵臓がんワースト

1位☞秋田県

★肝臓がんワースト

1位☞愛知県

 

胃がんは日本海側や東北・北陸地方に多く、寒さの厳しい地域は塩分を多く摂る食文化が大きな要因となっています。

死亡率の低い地域については、がん全体の死亡率が最低の長野県(47位)が、山梨県(46位)、富山県(45位)と比較してもひときわ低くとても優秀です。

長野県はかつては脳卒中患者が多く寝たきりの高齢者も多かったため、減塩運動に取り組んできました。

1人当たりの野菜の摂取量も全国1位ですので、がん予防に功を奏しているといえます。

さらに長野県は、都道府県別平均寿命でも全国1位となっています。

 

上記は、成人病予防対策研究会発行の「ほすぴ」より抜粋して記載しております。

冬場の便秘

女性に多い便秘ですが、加齢に伴って便秘人口は増加します。

団塊の世代と云われている70歳以降の方々と現代の若年層と比較しても、食べ物の違いによって腸の長さは違ってきます。

圧倒的に70歳以降の方々は、もれなく長い腸をお持ちのようです。

掃除機のホースでも、長いと絡まり易く詰まり易いです。

ご存知の通り、「腸」「第2の脳」と云われるくらいに人体では重要な役割を担っています。

腸では栄養の消化や吸収を行っていて、新陳代謝を休まずに行っている器官でも有り、血液の造血や免疫や排泄までを一手に引き受けています。

「腹が立つ」や「腹を割って話す」や「肚が決まる」や「腹に据えかねる」などなど、腹部に関する事は重要な決断などに用います。

人体の中央部に位置していて、基本的に中空の臓器です。

中空とは、パイプやホースみたいな感じです。

しかし、加齢に伴ってホルモンのバランスが崩れて、骨粗鬆症などの影響によって、身長が縮んだり腰が曲がったりしますと、若い時には正常な位置に有った臓器が圧迫されて、癒着や捻転などに近い状態になり、詰まり易くねじれ易く、圧迫したりして、大便は出ずらい状態が続きます。

冬場の対策として重要な対策は、お腹を温めることになります。

お腹を温めると、腸の蠕動運動も比較的活発となり排泄が促されます。

お腹を温める方法は昔から「腹巻き」が一番ですが、現在の環境では椅子に座る姿勢も多い事もあって、「カイロ」をお尻の下に置いて、尾てい骨や仙骨から温熱させる方法も効果が高いです。

その他「カイロ」の使用法では、丹田付近(おへその下10cm位)に貼るとか、腰の下部に貼り付ける方法も良いです。

「足湯」も出来る環境が有れば、オススメしています。

足湯は足先から冷えて滞留した血液を、温めて胴体を通過して還流して行きますので、特に効果は絶大です。

「冷えは万病のもと」

「大便は、毎日の大切な便り」

 

適正体重について

健康寿命を延ばすとは、自立した生活が出来るようにする事です。

寝たきり介護状態やボケには一番なりたくない状態ですが、多くの方々は加齢に伴って自立した生活は厳しくなっていきます。

日本の社会福祉では介護保険制度も手伝って、個々人の状態に合わせた様々なサービスが受けられますが、今後は自立支援を目的としたサービスが増えていきます。

超高齢化社会では、利用者と提供している事業者のバランスが崩れて、すべての方々に満遍なくサービスを提供することは出来ません。

出来る限り自立を促していくことになっていくでしょう。

そこで、自主防衛としてこれから先誰もが加齢に伴って高齢者になるわけですから、いまのうちに健康に注目して元気で長生きしていただきたいと思います。

まず適正体重ですが、20歳の時の体重が基本となります。

20歳の時の体重より、10㌔以上重い方々は特に注意が必要です。

大抵健康で長生きされている方は、20歳の時の体重より最大5㌔くらい少ないようです。

適切な体重で元気で長生きをして、健康寿命を延ばすように努めてください。

 

 

冬眠のススメ

今年の冬も厳しい冷え込みが続いていますが、如何お過ごしでしょうか?

寒い冬に気を付けることは沢山有りますが、まずは身体を冷やさない事が先決です。

雪山に登る訳では有りませんが、日常生活には意外な落とし穴が多く有ります。

例えば、部屋からトイレやお風呂へ移動した際のヒートショック(急激な温度変化)への対応など、冬は自宅で多くの事故が発生し易い環境が多くなります。

食べ物でも注意が必要です。

身体を冷やす食べ物を、高齢者が摂るのは危険です。

例えば、暑い地域で出来るバナナなどは出来るだけ冬に避けたい食べ物になります。

寒い日には鍋物など温かい食べ物を食べて、夏場よりも早めに寝ることも重要です。

私達の身体は、季節に応じた食べ物や衣服や環境を整備して健康を維持していますが、特に冬場には長めの睡眠時間の確保が必要です。

爬虫類や一部の哺乳類などは土中深くで眠って春を待つようですが、人間もやはり自然の一部ならば、自然の摂理に逆らわない生き方も取り入れることも必要になるでしょう。

睡眠時間の確保には、お昼寝も有効です。

寝ている間に、身体は新陳代謝を繰り返して、成長や修復をしています。

冬眠をしてとは言いませんが、特に冬場の睡眠時間の確保は健康を維持していくためには、重要な要件となります。

 

 

健康への投資

厚生労働省によると、2015年度に病気やケガの治療で医療機関に支払われた国民医療費は、42兆3,644億円(前年度比3.8%増加)で確定されました。

国民1人当たりの国民医療費は33万3,300円(前年度比3,8%)となり、いずれも9年連続で過去最高を記録しました。

主な要因としては、2015年に保険適用されたC型肝炎治療薬などの高額薬剤の影響が大きいとみられています。

また高齢化に影響もあり、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度の給付は14兆255億円(前年比4.7%増加)となりました。

国民1人当たりの医療費は、65歳未満が18万4,900円に対して、75歳以上は92万9,000円と約5倍となりました。

今後超高齢化社会を迎えていくわけですから、75歳以上の1人当たりの医療費は確実に増大していくことは予測されています。

資産と云えば多くの方は、不動産や金融資産を真っ先に思い浮かべると思いますが、人間の資産はやはり「健康」ではないでしょうか。

健康資産に問題なければ、大抵の出来事は対処することは可能です。

しかし、健康資産に負債(ケガや病気)が生じ始めますと、人生設計は簡単に崩壊してしまいます。

病気にならない生き方を目指すには、毎日歯を磨いてむし歯を予防するように、健康への投資は必要不可欠な時代となりました。

金融投資と同じように、バランスの良い分散投資が望ましいと思います。

健康へ投資には、①食事・栄養の分野②運動の分野③ストレスの分野④睡眠の分野のそれぞに適切に個々に合わせた指導や方法を実行していきますが、はじめの一歩は現状のバランスをチェックするところから始めてください。

医療機関や介護施設や公共の施設など、現在では様々な機関で提供している健康チェックなどがありますのでオススメします。

長期・中期・短期の健康への投資は、ボケや寝たきり介護を防ぎ健康寿命を延ばしていくことにつながります。